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飛ばし屋の渡邉彩香 レクシーよりも「すごかった」のは?

前週の「樋口久子 Pontaレディス」でシーズン2勝目を挙げ、賞金ランキング3位に浮上した渡邉彩香。6日に開幕した国内女子ツアーが公認する米女子ツアー競技「TOTOジャパンクラシック」は、大きな注目を集めてティオフした。同じペアリングに組み込まれたのは、レクシー・トンプソン(米国)。日米長距離砲の直接対決は、スコアにとどまらない魅力をギャラリーに提供した。

まだ20歳ながら、米ツアー通算6勝、うちメジャー1勝のトンプソン。身長180cm、今季の米ツアーの平均飛距離部門で5位(267.16yd)のロングヒッターはラウンド後、渡邉について「ショートゲームも上手くて、すごくいい選手だと思いました。初めて同じ組で回ったけれど、これからまた何度も一緒にプレーできるかも。ティショットも私より飛んでいた。本当ですよ」と語った。

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その言葉はお世辞でもなんでもない。2人の1Wショットの“勝負”は一進一退。トンプソンが5アンダー8位で終えたのに対し、後半に4ボギーをたたいてイーブンパーの58位に後退して終えた渡邉は「調子は良かったのに、途中で流れが変わってしまった…」と肩を落としたが、そのドライブ対決には胸を張った。

「(トンプソンは)もちろん飛ぶけれど、ボールが特別高いわけでもないと思いました」。そして、「復帰されたときの福嶋晃子さんの方がすごかった」と、昨年5月に産休から復帰した憧れの存在の圧倒的なビッグボールを思い起こした。

海外メジャーを経験し、既にパワーは世界でも実証済み。この日の18ホールも、米国との距離をわずかでも縮める好材料になった。(三重県志摩市/桂川洋一)

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