チョン・インジが逆転でメジャーを制す 大山志保は5位
2015年 全米女子オープン
期間:07/09〜07/12 場所:ランカスターCC(ペンシルバニア州)
“お気楽”の葭葉ルミが「すっごい悔しい」14位
ペンシルバニア州にあるランカスターCCで行われた「全米女子オープン」が初めての海外メジャー出場となった葭葉ルミは、最終日はパープレーの「70」で回って14位タイ。来年の出場権が得られる10位以内に惜しくも届かず、「すっごい悔しい」と地団駄を踏んだ。
「結構チャンスに付いたけど、カップ周りが難しかった」とは言うものの、15番までに2バーディを奪ってボギーはゼロ。通算2アンダーへとスコアを伸ばし、トップ10圏内を快走していた。
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だが、ティが前日より100yd以上前に出され、1オン可能となった235ydの16番(パー4)で、1Wを左に引っ掛けグリーン左ラフへ入れ、寄せきれずに3パットのボギー。最終18番もティショットを右クロスバンカーに入れてボギーとした。
「アンダーで回れれば絶対上位に食い込めると思っていた。悔しいけど、最後は自分のミスが続いたのでしょうがない」。
それでも、“お気楽チーム”を自認していた葭葉の意識を変えるには充分な1週間だった。日本ツアーでの優勝経験はなく、昨年初シードを掴んだばかりの22歳。これまで、米ツアー参戦は「まったく考えていなかった」というが、「勝手だけど、全米女子オープンは毎年出たい」と、1つの目標は明確になった。
最終日に同組で回ったのは横峯さくらだ。「今日、一緒に回っていろいろ話を聞いた。大変そうだけど、楽しそうだった。最終的にはここで戦うのが“かっこいいな”って思いました」と、長期ビジョンも開けてきた。
その前に、まずは次週の国内女子ツアーが待っている。「攻め方とか、アプローチの打ち方とか、自分の中ではレパートリーが増えたと思う。めっちゃいい経験になりました」。今週の経験を、日本に戻ってすぐ生かしたい。(ペンシルバニア州ランカスター/今岡涼太)