10年目の“再会” 藍とさくらは何を思う
2015年 ピュアシルク バハマ LPGAクラシック
期間:02/05〜02/08 場所:オーシャンクラブゴルフコース(バハマ)
心配の種は無収入? 横峯さくら、自然体で迎えるシーズン初戦
米国女子ツアー「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」開幕前日の4日(水)はプロアマトーナメントが行われ、対象選手から外れていた横峯さくらは午後1時30分ごろにコースへ来場。ドライビングレンジ、アプローチ練習場、パッティンググリーンと渡り歩き、約2時間30分ほど汗を流して初日への準備を整えた。
一生に一度しか巡ってこない、ツアールーキーとして迎えるシーズン初戦。過去において、主な日本人ルーキーの米国ツアー初戦の順位は以下の通りだ。
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・宮里藍/06年/SBSオープンatタートルベイ 49位タイ
・諸見里しのぶ/06年/SBSオープンatタートルベイ 予選落ち
・上田桃子/08年/SBSオープンatタートルベイ 5位タイ
・宮里美香/09年/SBSオープンatタートルベイ 55位タイ
・大山志保/09年/SBSオープンatタートルベイ 50位タイ
・有村智恵/13年/HSBC女子チャンピオンズ 28位タイ
・上原彩子/13年/ISPSハンダオーストラリアン女子オープン 48位タイ
重圧の中、上々のスタートを切った上田がいれば、いきなり躓(つまづ)いた諸見里の例もある。自身の開幕を翌日に控え、横峯のゲームプランは? 「いつもと変わらないけれど、1打1打というものがもっと大切になってくると思うので、丁寧にやっていきたい」。戦術も含めて、表情も話す口調も、日本にいた当時のまま。ときには笑顔を交え、過度に緊張している様子はうかがえない。
「プレッシャーですか?感じていないといえば、ウソになると思う」というが、明日から迎えるシーズン初戦に対してのものではなかった。
「この試合が終わると、(渡米から)3週間くらいになる。これで予選通過できないと3週間も収入がないことになるので、そこは避けたいです。そういうプレッシャーはあるかな(笑)」。どこかホッとするような、やっぱり横峯らしい言葉が返ってきた。
初日は最終組となる午後1時に10番ティからスタートを切る。天候の崩れが予想されているのが、やや気懸かりだ。(バハマ国ナッソー/塚田達也)