<速報>藍&さくら逆転で韓国ペア下す 日本はトップで最終日へ
2014年 インターナショナルクラウン
期間:07/24〜07/27 場所:ケイブスバレーGC(メリーランド州)
「全力で戦った」美香&比嘉組はメジャー覇者ペアに敗北
2014/07/27 11:23
相手が一枚上だった。メリーランド州にあるケイブスバレーGCで行われた「インターナショナルクラウン」3日目、宮里美香&比嘉真美子組はフォアボールマッチプレーで韓国の朴仁妃&リュー・ソヨン組と対戦し、一度もリードを奪えないまま4&3で今大会日本勢初となる敗北を喫した。
メジャー優勝計5回を誇る韓国ペアを向こうに回し、日本ペアも善戦した。「完全に(応援が)アウェーでアメリカにいる気がしなかった」という宮里だが、1番ではリューが2打目をピンそば30センチにつけたところを、さらにその内側、10センチにつけるスーパーショットで応戦。9番でも、2打目を2メートルにつけたリューに対し、「入れるしかない」と宮里は3打目のアプローチをカップインさせかけるシーンもあった。
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しかし前半を3ダウンで折り返すと、「今回、初めて先にリードを取られたのも大きかった」と宮里。12番では1.5メートル、13番(パー3)では、あと少しでホールインワンというショットで比嘉が連続バーディを奪ったが、リューも負けずに連続バーディとして、その差を詰めることを許さない。じりじりとホールだけが消化されていき、日本の4ダウンで迎えた15番。最後は両チームがパーとして4&3で勝負は決した。
「2人で全力を尽くしました」と宮里。「結果的に負けたけど、全力で戦ったので良かったと思う」と比嘉。悔しさの中にも、充実感が満ちていた。
この3日間、息の合ったプレーを見せてきた2人だが、明日はペアを解消しての個人戦となる。「プロになって、1人でマッチプレーは勝ってないので、リベンジを懸けてどうしても勝ちたい」と宮里が言えば、「(2連覇した)日本女子アマもついこの間あったなという気がする。(マッチプレーは)自信過剰というくらい、得意と思ってもいいと思う」と強気の比嘉。この3日間の好プレーがあれば、1人でも強敵に立ち向かえるはずだ。(メリーランド州オーウィングスミルズ/今岡涼太)