日本勢は総勢12人!史上初の男女同会場開催で頂点に立つのは
2014年 全米女子オープン
期間:06/19〜06/22 場所:パインハーストNO.2(ノースカロライナ州)
有村智恵 松山英樹との練習ラウンドを糧に
男子の「全米オープン」を引き継ぐ格好で、再びノースカロライナ州のパインハーストNo.2で今週開催される「全米女子オープン」。米ツアーを主戦場とする有村智恵はこの海外メジャー第2戦を2週前に控えた5日(水)に、松山英樹と当地で練習ラウンドを行っていた。
「実際に松山くんのショットを生で見るのは初めてだった」という有村。これまでは親交がほとんど無かった2人だったが、関係者を通じてそのセッションが実現し、コースチェックに勤しんだ。
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「お互い自分のことで精一杯で、あまりプレーを見る時間は無かった」とはいえ、目を引かれたのは松山独特の、ゆったりとしたスイングリズム。「(ザ・メモリアルトーナメントで)勝ったすぐ後の週ということもあって、すごくいいイメージだった。調子のいい選手はリズムがいい。私も調子が悪くなるとリズムが速くなるので、自分の中でも松山くんのようなリズムでいければ」
今季は序盤戦で予選落ちが続いたが、18位で終えた5月「キングスミル選手権」から出場3試合連続で決勝ラウンドをプレー。結果だけで言えば、まずは復調傾向にある。
「全米オープン」本番は、テレビ観戦も、生観戦もしたが「あまりイメージを頭に焼き付けても良くない。男子とは色んな意味でレベルが違う」。飛距離はもちろんだが、アプローチに至るまでのショットのスピン量、高さなどは男女で簡単に比較できない。それゆえ、むしろリラックスムードで世界一を争う戦いを眺めていた。
「距離が本当に長いけれど、アンダーパーで回ってくる選手もいるはず」。残り2日。自分なりのイメージを確立して、ティオフを待つ。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)