宮里藍の最新ドライバーショット(スーパースロー)
2013年 キア・クラシック
期間:03/21〜03/24 場所:アビアラGC(カリフォルニア州)
藍はグリーンに、桃子はコースの起伏に警戒
21日(木)に開幕する米国女子ツアー「キア・クラシック」は、昨年のラ・コスタリゾート&スパから同じくカリフォルニア州のアビアラGCに移った。大会前日のプロアマ戦で9ホールのラウンドを行った宮里藍と上田桃子は、それぞれにコースへの警戒ポイントを挙げて、明日からの戦いに向けた最終調整を行った。
プロアマ戦終了後にショットの練習を行った上田は「グリーンが止まりづらいし、難しいコース。特に例年よりもアップダウンが多いコースなので、ディスタンスのコントロールも難しい。ラフが深いのでフェアウェイに載せるのが必須になる。セカンドでしっかりグリーンをとらえたい」と、高低差に加え、縦にうねりのあるフェアウェイからグリーンを狙う際の縦の距離感に警戒。
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また、2週間ぶりの米ツアーで米国本土での初戦に向けて「初めてのコース、初めてのキャディさん、コーチも変わったりして、色々なことが新しくなって、自分の中ではフレッシュな気持ちでアメリカに入ってきた。3戦戦ってみて、思うように進んでいないので、自分のなかでは1つずつ出来ることをやっていこうと思っている。ちょっとずつよくなっている部分もあるし、まだまだ練習しなくちゃ行けないところもあるので、期待せずに少しずつやっていければ」と冷静に話す。
一方、宮里はプロアマ戦を終えるとパッティンググリーンで調整を行った。「そんなにアップダウンは気にしていない。どちらかというとフェアウェイの調子が良くなくて、グリーンがすごく大きい。どちらかというとグリーンの方が難しいかなという印象。グリーンの傾斜はきついが、逆にそれでピンポジションが絞られてくる。あまりにもきつくて切れるところがあって、ここ3日間回って“ここはいける。ここはやらない”というのが見えた。だから、逆にボールが1カ所に集まってくるようになると思う」。
先週は最終日を単独首位で迎えながら、逆転優勝を許してしまったが「先週はいい1週間だったし、今週はコースのコンディションも違って、難しい1週間になると思う。(コンディションは)問題ない。大丈夫。病院などにも行っていない。トレーナーはクラフトナビスコ選手権には来る予定。タイではスタートした感じがしなかったので、やっと自分のシーズンがスタートした気がする」。と、気持ちを入れ替え、事故後の回復も順調で充実した気持ちで試合に挑む。