朴仁妃が逆転勝利 タイの17歳は最終ホールに悪夢
2013年 HSBC女子チャンピオンズ2013
期間:02/28〜03/03 場所:セントーサGC(シンガポール)
今週も首位争い 2位浮上の17歳をチェ・ナヨンが絶賛
先週の米国女子ツアー「ホンダ LPGAタイランド」最終日に、2打のリードをつけて単独首位で最終ホールを迎えながら、不運とミスが重なってのトリプルボギー。米ツアー初優勝を逃し、悲劇のヒロインとなった17歳のアリヤ・ジュタナガン(タイ)が、今週の「HSBC女子チャンピオン」でも躍動を続けている。
2日目を6バーディ、ノーボギーで回り、首位に2打差に迫る通算9アンダーで2位タイに浮上。首位にはステーシー・ルイスが立っており、まるで先週と同じような展開で、明日の3日目は再びルイスとの直接対決に挑む。
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「今日のラウンドはとても良かったし、楽しく回れました。いくつかショートパットのミスがあったけど、今日はたくさんの場面でアイアンが助けてくれました」。グリーンを外したのは、初日と同じく僅かに2回のみ。パット数も28に抑えてバーディラッシュを演出した。
この日ラウンドをともにした世界ランキング2位のチェ・ナヨンは、アリヤについて称賛の言葉を並べた。「彼女は本当に良いプレーヤーだと思う。パターは上手くて、飛距離も出て曲がらないし、とってもポジティブ。とても素晴らしい時間を過ごせた」。
先週のアリヤの悲劇についても言及。最終18番(パー5)を刻まず、2オンを狙った選択ミスを指摘する声もある中、「彼女は賢明な性格で、未熟さは感じられない。先週の18番は私も見ていたけど、トラブルになったとはいえあれは不運だった」と、今日のラウンドでより深くアリヤを知った上での私見を述べた。
「彼女はLPGAツアーに本当に来たがっているようだった。望むべきは、来シーズン彼女とツアーで会えればいいと思う」とナヨン。今シーズン、アリヤは欧州女子ツアーを主戦場としているが、ナヨンが望む日はそう遠い先ではないだろう。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)