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2012年 全米女子オープン
期間:07/05〜07/08 場所:ブラックウォルフランチャンピオンコース(ウィスコンシン州)
藍、暑さに負けず4位タイの好発進
「全米女子オープン」初日、「朝のパッティンググリーンが重かった」という宮里藍は、序盤はグリーンのタッチを合わせることに苦戦する。10番スタートのこの日、11番でファーストパットを1mオーバーして3パット、15番でも再び3パットのボギーと苦しい立ち上がりとなってしまう。
しかし、「自分でも分かっていたので、一つ一つ丁寧にやっていけばそのうちフィーリングも合ってくると思った」という宮里は、16番で2mのパーパットを沈めると、17番、18番でも微妙な距離のパーパットを沈め、前半を2オーバーで折り返した。
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後半の1番は、2打目地点からグリーンに向けて大きく打ち上げていくホール。ティショットを3Wでフェアウェイに置いた宮里は、残り112ヤードをPWでピンそば30cmにピタリとつけてバーディとする。「今週のグリーンではなかなかああいうショットは無いに等しい。あの辺からリズムは良くなりましたね」と、このバーディをきっかけに流れをつかむ。
5番ではグリーン外から12mを沈め、8番(パー3)では3.5mがカップに吸い込まれる。最終9番でピン上6mにつけると、これも沈めて連続バーディで締めくくった。軽く右手を挙げて歓声に応えた宮里は、通算2アンダーとして首位と1打差の4位タイで初日を終えた。
「最後のバーディはラッキーというか、流れ的にも、もうけもののバーディという感じで、1日そういう感じはありましたね」と宮里。「後半の5番もすごい強かったけど、ピンに当たって真ん中から入ってくれたし、今日はラッキーも重なってこのスコア。厳しいラウンドであったことは確かです」と、振り返った。序盤の苦しい立ち上がりを踏ん張り、後半に伸ばしきった宮里。悲願の初メジャー制覇へ好スタートだ。(ウィスコンシン州コーラー/今岡涼太)