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宮里藍、世界一への6年目が開幕!

「まだ(ベテランではなく)中堅でいいんじゃないですかね(笑)。(米ツアー)6年目っていうのは自分でも信じられないです」。2011年の米国女子ツアー開幕を翌日に控えた宮里藍は、大会前日の記者会見で自身6年目となるシーズンを前にその心境を語った。「この5年でそれなりに十分な経験はあったと思うけど、毎年毎年シーズンの流れがどうなるかは分からないので、しっかり自分をコントロールして行けたらと思います」。

開幕戦の「ホンダLPGAタイランド」は、昨シーズン年間5勝の幕開けを飾った大会で、今年はディフェンディングチャンピオンとして臨む。「去年は去年。今年は今年で違う1年」という宮里は、昨年の快挙に浸る素振りは無い。「ナンバー1を取り戻したい気持ちがあるので、それが強いモチベーションになっています」と、再び頂点を極める覚悟を示した。

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今シーズンオフは、例年以上の忙しさでゆったりとした時間は取れなかったという宮里だが、年が明けてからはアリゾナでピア・ニールソンやリン・マリオットと共に100ヤード以内のショートゲームを中心に磨きを掛けた。そして何よりも、昨シーズン終盤に世界一、そして賞金女王のタイトルがちらつくなかで、自身をコントロールする難しさを味わい、「自分で有り続けることが課題」と悟った。

近年の韓国選手の活躍に話が及ぶと、「私が言うのもおかしいけど、昔とは時代が変わって、アジアにもこんなに沢山のゴルファーがいる時代になった。それに、アジア人はゴルフに向いていると思います」と宮里。「華やかさでは欧米人に負けるけど、我慢強さや淡々と勝負していくところとか、技術やメンタルの強さが出ていると思う」と、個人的な意見と断りながらも分析した。

地道にひとつの事に取り組み続けること。宮里にとってはそれがショートゲームという認識がある。何にも振り回されずに、自分で有り続けること。宮里の静かなる戦いが今年も始まる。

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2011年 ホンダLPGAタイランド



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