初エビアンで狙うV記念のロレックス 佐久間朱莉のコース印象は「関西っぽい」
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(6日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6479yd(パー71)
人生で初めてエビアンリゾートGCに足を踏み入れた佐久間朱莉は、「ピンクがいっぱいだな。かわいい」と思った。大会カラーのピンクで彩られた風光明媚なコースに心躍らせながら、開幕4日前の5日(日)から精力的に練習ラウンドを重ねている。
今季はここまでメジャーは4月「シェブロン選手権」で予選落ち、6月「全米女子オープン」は22位。さらなる上位争いを狙う舞台に向け、「結構狭くて、フェアウェイの傾斜とかもつま先上がり左足上がりだったり下がりだったり…。傾斜地からのショットがキーになるんじゃないかな」とコース攻略のポイントをにらんだ。
大会初出場の23歳にとっては、先達の後押しが何より心強い。欧州ツアー時代の1997年大会を制した日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長から、「私も勝っているから大丈夫よ」と背中を押されたという。レマン湖を望むコースは、段々畑のようにホールが連なり、狭いフェアウェイと複雑なライが続くレイアウトで、ショット精度が要求される。
米本土のメジャーとは異なる特色を持つ本大会だからこそ、「関西っぽくて、日本にもありそうなコース。私の飛距離でもツーオンを狙っていけたり、ウェッジを握れるホールもある。そういうのもあってこっちに飛んできたので、そこはちょっと自信を持ってプレーしたい」と言葉に力を込める。
本大会を古江彩佳が制したのが2024年。その12月に男女とシニアツアーによる対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」に出場したときのことだ。古江とともにチームで食事に出かけた際に、先輩の時計に目を奪われた。
「え、なんですか!それ」と見せてもらったのが、エビアン選手権で優勝した際に贈られた特別な刻印入りのロレックスだった。昨季日本ツアー年間女王は、「かっこよかった~。ぜひゲットしたいですね」と目を輝かせる。「自分がどれだけできるかというところに挑戦しながら、しっかりと楽しんで上で戦いたい」。その憧れに挑む4日間が幕を開ける。(フランス・エビアン/中村文香)