最年長通過の65歳インクスターは12位 ペアを組んだ27歳が学んだこと
◇米国女子◇ダウ選手権 最終日(14日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301yd(パー70)
25位で決勝ラウンドに進み、ジョアン・カーナーが保持していた64歳26日を更新する米女子ツアー最年長の予選通過記録(65歳353日)を樹立したジュリ・インクスターとエンジェル・インのペアは、通算9アンダー12位で大会を終えた。フォアサム(1つのボールを交互に打ち合う)での3日目は「70」で耐えしのぎ、フォアボール(各自の良い方のスコアを採用する)での最終日は「64」で締めくくった。
メジャー7勝を含む通算31勝のレジェンドと、ツアー2勝の27歳のコンビの関係は、インクスターが主将、インがメンバーとして臨んだ2017年の欧米対抗戦「ソルハイムカップ」から続く。インクスターは「彼女のそばにいると楽しくて、エネルギーというか独特のノリが好き。半分は冗談交じりで『ダウの試合に出ようよ』って誘ったの」とタッグを組んだ経緯を説明。インも「2年前にも誘ってくれていたけどその時は都合がつかなくて。『今年こそは』って。これ以上待たせてはいけない」と受け入れた。
最年長記録の更新について「相棒の助けを借りた」と謙遜するインクスターに対し、インは「ジュリと一緒に戦えて本当に良かった。例えピンそばに寄らなくても彼女のパッティングのタッチは素晴らしかったし自分の強みを生かしていた。彼女のプレーの全てに学ぶべき点があった」と答え、衰えを感じさせない卓越したショートゲームと勝負どころでの一打への執念に賛辞を並べた。
インは次週の「マイヤーLPGAクラシック」を終えると、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、「アムンディ エビアン選手権」とメジャーが続くスケジュール。「そこでは粘り強さが必要。たとえ簡単ではなくても、(インクスターが)どうにか形にするという姿勢を見せてくれた」と今週で得られた経験を生かしたい考え。一方のインクスターは再び競技生活から少し離れると言い、「私はただゴルフというゲームを心から楽しんでいるだけ」と微笑んだ。38歳の年齢差がある2人がプレーを通じて影響を与え合う姿は、世代を超えて心を通わせることができるゴルフの奥深さを、何よりも物語っているように感じた。(ミシガン州ミッドランド/石井操)