2026年 みずほアメリカズ・オープン

メジャー初戦で予選落ち その時、ジーノ・ティティクルとキャディは

2026年 みずほアメリカズ・オープン 最終日 ジーノ・ティティクル
失意の予選落ちから今季2勝目を挙げたジーノ・ティティクル。キャディ(左)の存在も支えに(Sarah Stier/Getty Images)

◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 最終日(10日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)

自由の女神を望むリバティーナショナルGCから変更された、同じニュージャージー州の丘陵コースでの戦いは、難解なグリーンの攻略にかかっていた。ジーノ・ティティクル(タイ)も、もちろん苦労したひとりだが、「私はよく曲がる、横からのパットが求められるコースが好き。豊かな想像力が必要だから」と、マウンテンリッジCCは世界ランキング2位の実力を発揮する舞台にふさわしかった。

「67」で飛び出した初日から4日間続けてアンダーパーをマークし、最終日は4バーディ、1ボギーの「69」で通算13アンダー。親友でもある後続のイン・ルオニン(中国)に一時は1打差に迫られながら、最終18番は「アグレッシブすぎた」と笑うほどの勢いでバーディパットを沈め4打差で逃げ切った。

2月の「ホンダLPGAタイランド」で悲願の母国優勝を飾り、順風満帆に思われたシーズン。2週前の「シェブロン選手権」でまさかの予選落ちを喫した。「メジャーの初戦で週末に進めずガッカリしたし、腹立たしく思った」と明かす。「それでも事実を受け止めて、前に進まなくちゃいけない。ゴルフは一年を通せば良いこともきっとあるから」

気持ちを切り替える上で、助けになったのがキャディとのやり取り。バンポット・ブンピサンサリー氏とはアマチュア時代からの仲で、「(連覇がかかる)みずほの前に、おれとゴルフをしようよ。一緒にゴルフをするときはいつも、調子がいいだろう」という提案を前週のオープンウィーク中に受け入れた。実際に2ラウンドをともにし、「おれはジーノのラッキーチャームだ」と、いつもの台詞を聞きながら調整。抜群のコンビネーションをディフェンディング大会でも見せつけた。

ネリー・コルダに世界ランク1位の座を奪われてすぐに勝利を手にした。米女子ツアー通算9勝目。二強時代を予感させる連覇にも、「私にとって世界ランキングやトッププレーヤーという称号は、私がやっていることを定義するものではありません。常にベストを尽くすことを心がけている」と態度は変わらなかった。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)

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