「1年目に近いと思う」 変わらぬ古江彩佳が“皆勤賞”の一区切り
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 事前(7日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6690yd(パー72)
今季米ツアーで開幕戦から試合に出続けている古江彩佳が、ようやく今週で一区切りを迎える。セリーヌ・ブティエ(フランス)、パジャレー・アナナルカルン(タイ)も全10試合休まず出場しているが、予選落ちがないのは古江だけ。「今週も4日間戦えるように頑張って、また上位を目指していけたら」と疲れを感じさせない笑顔で話した。
翌週は試合がないオープンウィーク、2週後の「リビエラマヤオープン」はスキップするため、今週を終えればようやくオフに入る。帰国せずに走り抜けること約3カ月半は、サポートスタッフによるとツアー4年目で最長らしい。本人は「1年目も3カ月一気に(アメリカに)来たので。1年目に近い行動はしていると思います」とサラリとしたもの。出られる試合は、できるだけ出る。そのスタンスは参戦当初から変わっていない。
今週も休む間もなく、火曜早朝から練習ラウンドを行い、この日はプロアマ9ホールを回って練習場で最終調整。大会スポンサーのみずほフィナンシャルグループ米国法人のブランドアンバサダーを務めているとあって「より頑張りたいなっていう気持ちは強いと思います」と気合も入る。
初出場の23年は4位、昨年は7位とコースの相性も悪くない。「久しぶりに、素敵なニューヨークに帰ってこられてうれしい」と笑顔。今週は予選2日間に悪天候が予想されているが、「あまり降らないことを願って。ずっとラウンドができる状態であってほしいなと思います」。 “長期転戦”のラストを優勝で飾りたい。(ニュージャージー州ジャージーシティ/谷口愛純)