「全てかみ合った。6打差優勝はなかなかない」おばの平瀬真由美が竹田麗央を称賛
◇米国女子◇ブルーベイLPGA 最終日(9日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6712yd(パー72)
竹田麗央の米ツアーメンバーとしての初勝利を、おばの平瀬真由美も喜んだ。9日は沖縄で行われた国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」のテレビ解説を務めた後、近隣のホテルで中国での試合結果を待機して見守った。「こんなに早く優勝できるなんて思わなかったので、ビックリとうれしいのと両方です」と話した。
竹田は平瀬の姉であるプロゴルファー平瀬(竹田)哲子の娘。めいの本格参戦5戦目での白星について「2週前のタイの試合で岩井明愛さんが優勝争いをして、本当に勝ちそうでした(ホンダLPGAタイランドで2位)。竹田麗央プロもトップ10に入ったけれど、そういうのを間近で見ていたと思うので、『優勝争いがそんなに遠いところではない』と感じたのだろうとは思います。その中でも今回は、全てがかみ合っての優勝だったのかな。6打差での優勝なんてなかなかない」とたたえた。
自身もルーキーイヤーの1996年、「東レ・ジャパンクイーンズカップ」(現在のTOTOジャパンクラシック)で米ツアーを制覇。「いやいや、今の時代とは全然レベルが違いますから」と謙そんしながら、初年度を戦う難しさを口にした。
「行くところ、行くところすべてが初めて。2年目になれば(各大会の)コースや、1年の流れもなんとなく分かってくるけれど。その中で初戦(トーナメント・オブ・チャンピオンズ)から大たたきもせずに、安定した成績を残していたので、うまくいっているのだろうなとは思っていました。本当にうれしい、の一言です」
ツアーは3月末の「フォード選手権」(アリゾナ州ワールウインドGC)から米本土に戻り、メジャーシーズンが本格化する。「健康に気をつけてやってほしい。全然違う土地にも行くので、本当に気を付けてやってほしい」とエールを送った。
また、米ツアー4勝で日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長も「米ツアー参戦1年目で早々に優勝され、本当にすばらしいです。おめでとうございます!日本ツアーで培った力を存分に発揮し、加えて米ツアーの厚い上位層を抜け出した力は見事です。今後もますますの優勝を期待しています!」と祝福した。