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米ツアー最高5位で“準シード”圏内浮上 吉田優利「来週の方が…」

◇米国女子◇ロッテ選手権 最終日(9日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)

首位と4打差で出た吉田優利は5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算13アンダー5位で終えた。米ツアー出場14試合目で初めてのトップ10入りとなった。

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優勝争いを意識してもおかしくない位置でも緊張はなかったと話す。「昨日までと何も変わりないっていうのが本音で。すごく普通にというか、いつも通りのプレーができた」。というのも、開幕前の年間ポイントランキングで来季シード圏(80位)に遠く及ばない位置(132位)にいたから。周囲は優勝による大逆転を期待したくなる状況にも、「このランキングにいる時点でプレッシャーを感じることはないですね」。日本で3勝を挙げてきた24歳は泰然自若としていた。

1番(パー5)でいきなりボギーも、5番(パー5)から3連続バーディ。5番は3mのバーディパットを沈め、6番は2打目を8Iでピンそば50㎝にピタリ。7番はチップインで決めた。リーダーボードは視界に入れ、戦況もしっかり把握していたと振り返る。

今回ここまで好成績を出せたのも、10月に組んだ国内ツアー3連戦があってのことだと強調する。直近のトーナメントでもあった10月「樋口久子 三菱電機レディス」は2位だったが、人知れず悔しさをかみしめながら戦っていた。「やっぱり(出場人数が絞られる米ツアーの)アジアでプレーしたかったけど、その気持ちを抑えての日本でのプレーだったし、うまくちょっとずつ成績を上げて今週につなげられた」

今大会で132.500ptを稼ぎ、ポイントランクは来季ある程度の出場が見込める“準シード”のボーダーライン100位まで浮上。ラストチャンスとなる14日開幕の「アニカ driven by ゲインブリッジ」(フロリダ州ペリカンGC)でさらに上を目指す。

「来週の方が緊張するんじゃないですかね、もしかしたら。気合を入れてやりたい。今週予選落ちだったら、来週すらいけなかったかもしれないので、すごく良かった」。ひとつの“山場”を乗り越えた顔は清々しかった。(ハワイ州エワビーチ/石井操)

【吉田優利】2024ロッテ選手権最終日ハイライト
【吉田優利】2024ロッテ選手権最終日ハイライト
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