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吉田優利は最終予選会も覚悟 大逆転シードへ残り2試合

◇米国女子◇ロッテ選手権 事前(5日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)

2週前の国内ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」を2位で終えた吉田優利は、前週を調整に充てて今大会を迎えた。時差ぼけを見越して、ハワイには前週の金曜日(1日)に到着。開幕前日はアウト9ホール回る予定だったプロアマ戦が降雨でキャンセルとなったが、18ホールのコースチェックは済ませていた。

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今週の芝種は9月に出場した「ソニー日本女子プロ選手権」の会場、沖縄県のかねひで喜瀬CCでも使用されていたパスパラム芝。雰囲気の似るグリーンについて「すごく芝目がはっきり見えるわけでもないけれど、順目と逆目があるようにも感じて。そこを把握するのにもうちょっと時間が必要かな」と話す。「アウトは池が多い印象で、インはバンカーが多い。うまく耐えながら伸ばせるところで伸ばせていけたら」と戦略を立てた。

上位80人が来季シードを得る年間ポイントランキングは132位。出場権の確保には、今週と来週の「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」の残り2試合でジャンプアップをするか、12月にある最終予選会に臨むしか道がない。

12月5日から5日間にわたりアラバマ州で行われる最終予選会には、夏ごろから出場を覚悟してきた。1年目のシーズンは苦しい時期が続きながらも「本当に今までしてこなかった経験もできていて、楽しみながら旅ができていて。自分的には満足度が高く、充実している」と話し、来季の“仕事場”を確保したい思いは強い。「受けないと、ここ(米ツアー)には来られない」と、昨年に続く予選会への再挑戦に迷いはない。

日本では、同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子が今季限りでの休養を宣言した。吉田は姉弟子の決断を受け、「今年は自分にとってすごく色々変化がある年でもあったし、環境が変われば人も変わる。私も自分のゴルフが終わってからしっかり考える時間を取りたい」と話す。「寂しいですけど、ずっと前から聞いていた。仕方のないことだし、第二の人生じゃないですけど、桃子さんらしくいてくれたらすごくうれしい」と言葉に思いを込めた。(ハワイ州エワビーチ/石井操)

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