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リーダーボードに踊る「YAMASHITA」への意識は 古江彩佳が“+4”から反撃

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(21日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)

前半で2ボギーが先行した古江彩佳は、折り返して後半10番がターニングポイントになった。左下がりのセカンドをピン下にキャリーさせて3mのチャンスを演出。しかし、これを決めきれなかった。

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続く11番は突っ込んでいった3打目をグリーン奥にこぼすと、ラフからのアプローチが明らかに強く入ってオーバー。パー5で痛恨のボギーをたたき、12番もガードバンカーからしのぎ切れずに2連続ボギーとなった。「10番でしっかりバーディを獲っていけたら、もうちょっと違ったのかな。“諦め”まではいかないけど、イヤな気持ちにはなった」。スタートから4つ落として通算3オーバー。どんな時でも我慢強い24歳に、明らかな“気落ち”が見て取れた。

それでも、13番(パー3)から2連続バーディ。17番(パー3)はミスヒットしたアイアンショットが手前の傾斜を池に転がり落ちたが、必死のボギーで傷口を広げない。「絶対に(グリーンに)乗せなきゃいけない、“乗ればOK”のパー3だった。悔しいですね」。怒りを抑え、18番(パー5)でセカンドをグリーン手前まで運んでバーディ締めにつなげた。

底力が光る「74」で通算1オーバー23位。まだまだ上位を狙えるポジションに踏みとどまった。今大会終了後の世界ランキングをもとに決まる8月「パリ五輪」日本代表の座を争う山下美夢有が同じ時間帯に同じ1アンダーから出て、3アンダー6位まで順位を上げた。ラウンド中、上位陣のみ名前が載るリーダーボードに出てきた「YAMASHITA」の名前に少なからず心も動いたという。

「何も(気持ちの変化が)ないことはなかったけど、自分の調子もそこまで良くなかった。しっかり耐えるだけだと思いながら、集中はしていました」。6位に入った「全米女子オープン」も、2位だった「ショップライトクラシック」も、8位だった「マイヤークラシック」も、最終日にチャージを見せてきた。「自分が頑張れば、このコースでは上も何が起こるか分からない。自分がアンダーパーで回っていければ、また変わってくる」。苦しくても下を向かず、可能性を切り開く。(ワシントン州サマミッシュ/亀山泰宏)

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