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パリ圏内浮上も「気は抜けない」ラスト2戦 古江彩佳がスタッツに“無関心”なワケ

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 事前(11日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

前週「ショップライトクラシック」で2位に入った古江彩佳は、最新の世界ランキングで日本勢2番手となる19位に上がった。次週「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を終えて決まる8月「パリ五輪」の日本代表圏内に入っても、「気は抜けないですね。今週も気が抜けないですし、今週上位で上がったとしても、最後の『KPMG』まで気は抜けないかな」と繰り返す。

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20位の畑岡奈紗との平均ポイント差はわずか0.03pt、21位の山下美夢有とも0.09ptしか離れていない。山下が国内ツアーに出場する今週、そしてポイント配分が大きいメジャーの結果次第で順番が入れ替わる可能性も十分にある、し烈な争いだ。

世界ランク15位以内の選手は各国最大4人まで出場できる。8位にいる笹生優花のように“当確”のポジションまで上がれれば理想的。「ベストとして15位以内に入れたら、自分も気が楽になる部分もあるとは思っているんですけど、まずは目の前のことを優先して。順位とかを考えず、ひとつひとつを大事にしたい」。上位進出が求められる中でも、まずはしっかり予選通過を目指していくスタンスは変えない。丁寧な戦いを貫いた先で切符をつかみにいく。

スタッツを見れば、2年ぶりの米ツアー2勝目が近いと思わせる数字がズラリ。年間ポイントレース、平均ストロークで世界ランキング1位のネリー・コルダ、今季2勝のハンナ・グリーン(オーストラリア)に次ぐ3番目。バーディ数191個は2位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)と21個差でトップに立ち、バーディ率「3.82」も昨季の「3.62」から上がっている。

「ドライバーのおかげで飛距離が伸びたっていうのも、安定してスコアを出せている理由のひとつかな。真っすぐ(直進性)も信用できますし、さらに飛ぶっていうところで、(セカンドの番手が)ひとつ短いクラブを持てる」。今季から投入しているブリヂストン「B3 MAX」への信頼を軸とした戦い方に手応えをにじませた上で「数字は全然見てないですね」と笑う。

スタッツを気にしないのは、コースに出て頼りになるのは自らの感覚という考えから。試合会場に弾道計測器を持ち込まないのも、同様の理由だ。「上を目指して、しっかり頑張るだけ」。脇目もふらず、目標に向かって突き進む。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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