「ファウンダーズカップ」最終日スコア
2024年 コグニザント ファウンダーズカップ
期間:05/09〜05/12 場所:アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州)
ネリー・コルダは前人未到の6連勝ならずも「とても実りあること」
◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 最終日(12日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)
ツアー史上初の出場6試合連続優勝が懸かっていたネリー・コルダは通算7アンダー7位で終え、快挙への挑戦にいったん幕を下ろした。
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首位と4打差で迎えた3日目の「73」でビハインドは11打に広がった。一騎打ちの様相を呈していたローズ・チャンとマデレーネ・サーストレム(スウェーデン)に置き去りにされ、西郷真央と回った最終日も「73」とスコアを落とした。「週末のプレーがそれぞれ1オーバーでは優勝争いには加われない」と悔しい週末になった。
連勝記録はナンシー・ロペス、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の2人と並ぶ「5」でストップとなった。ただ、1月「ドライブオン選手権」での2シーズンぶりの優勝から始まり、7週の休暇を挟んで勝った3月「ファーヒルズ朴セリ選手権」で世界ランキング1位の座を奪還。「Tモバイル マッチプレー」までの3週連続Vから中1週で臨んだ今季メジャー初戦「シェブロン選手権」制覇とシーズン序盤で強烈なインパクトを残した。
ツアーの歴史に名を残す快挙も「まだ実感がわかない」と本音をこぼす。「10年後か、15年後くらいには実感するのかも。いつか、誰かが更新することを願う。でも、どれだけ努力をしてきたのかを考えれば、とても、とても実りのあることでした」。今週も優勝は逃したものの、しっかりトップ10入りして「少しがっかりした週末ではあったけど、全体的に堅実なプレーはできた」と及第点をつけた。
16日開幕の「みずほアメリカズ・オープン」(ニュージャージー州リバティーナショナルGC)を終えれば、「全米女子オープン」をはじめとするビッグトーナメントも数多く並ぶ中盤戦に突入する。
「リバティーでプレーすることにとても心躍るし、メジャーのコースも素晴らしいものばかり。エビアンは行くだけで美しいし、深い歴史を持つセントアンドリュース(AIG女子オープン)でもプレーができる。あとはパリ五輪、 (欧州選抜との対抗戦)ソルハイムカップに出られたらすごいこと。今年は大事な年」と目を輝かせた。(ニュージャージー州クリフトン/石井操)