「ファウンダーズカップ」2日目リーダーボード
2024年 コグニザント ファウンダーズカップ
期間:05/09〜05/12 場所:アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州)
気温低下にスコアも急降下 渋野日向子は「なす術なし」の予選落ち
◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 2日目(10日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)
初日20℃前後だった気温はこの日、降り注ぐ雨とともに9℃前後まで低下した。3アンダー18位から出た渋野日向子は1バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「79」をたたき、通算4オーバー97位で予選落ちを喫した。
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午後組でのプレーは出だし10番からつまずいた。ティショットを右ラフに落とし、135yd近くからの2打目をグリーン手前の池に入れた。3m弱のボギーパットを外して4オン2パットのダブルボギー。続く11番の1Wショットも右方向に曲げた。
ショットが右に行きそうな“気配”は、「69」で回った前日からあったかもしれないという。さらに急激な冷え込みも加わり、「どこか力んでしまっていて。練習場からズレはあったけど、コースに出てからはもっとひどかった」。12番(パー5)でバーディを取り返しても、いきなり“+3”のつまずきは重くのしかかったまま。「なかなか流れがつかめなかった1日だった。すごくショットのタイミングが合わなくて、最後まで修正できなかった」と悔しがった。
リシャッフルまでは次週「みずほアメリカズ・オープン」を残すのみ。昨季、ことしの渋野と近いポイントランク82位でシーズンに臨み、出場優先順位を上げられずに“準シード”に当たるカテゴリー11のまま一年間を戦ったエマ・タリーは最初のリシャッフル後もメジャーを除く12試合に出ることができた。
リシャッフルによって出場機会が大きく減ってしまう事態は避けられそうといっても、4月「Tモバイル マッチプレー」以来の予選落ちに表情は険しくなる。「いつもの悪いクセが出てしまったので、またしっかり修正して、来週に向けて頑張ります。雨が降ってちょっと難しかったのもあるけど、ドライバーとか全然ダメ。“なす術なし”でした」と現状をのみ込んだ。
昨年出場していなかった次戦の会場、自由の女神を望むニュージャージー州リバティーナショナルGCは初めて回ることになる。「行ってみての感じになるけど、周りの景色を見る余裕ができるように頑張りたい」と話し、会場をあとにした。(ニュージャージー州クリフトン/石井操)