渋野日向子と勝みなみが同組 吉田優利は日本時間9日午後10時5分から/予選組み合わせ
2024年 コグニザント ファウンダーズカップ
期間:05/09〜05/12 場所:アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州)
畑岡奈紗のエースキャディは休暇中 2年連続トップ10入りのコースへ
◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 事前情報(7日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)
試合がなかった1週間は米国に残って調整した畑岡奈紗は、直近2年でトップ10入りした好相性のコースで優勝を目指す。会場がアッパーモントクレアCCに移った2022年大会で6位、23年大会が8位と好成績を残した。「結構難しい印象はあるけれど、今まで成績が良かったのでその成績よりも上を目指したい」と意気込んだ。
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コース自体は6536ydと、長くも、短くもない距離ではある。各ホール、両端に木が並んでおり、「スタートからタイトに感じるホールは多い。フェアウェイの幅も狭いところは結構あるし、木の高さもあって」。視界に入る情報も影響しそう。開幕2日前のこの日は1番から出て18ホールをプレーし、例年にはない風でクラブ選びに悩む様子もあった。
ポアナ芝とベント芝が混じるグリーンは、傾斜がさらに難度を上げる。「メジャーの会場に使われてもおかしくない。ウィルシャーCC(JMイーグルLA選手権)ほど今のところ跳ねる感じではないけど、細かい傾斜がすごく読みにくい。今年は雨が多いからか、例年より少し軟らかいイメージもある」と分析する。
米ツアー8年目。試合で集まったデータに悩まされることもある。ポアナ芝の難しさは「知ったら知ったで、色々考えてしまって。逆にシンプルにしたいと思うこともあるけど、本当にいいパッティングをしても外れるときはある。自分で納得して外れるなら、もうしょうがない」。結果については割り切ることも大事。「グリーン上はうまくリーディング(読み)ができないとチャンスは生かせない」と丁寧に攻略する。
今週はエースキャディのグレッグ・ジョンストン氏が不在だ。「娘さんの大学の卒業式があって。今シーズンが始まる前から言われていた」と頼もしい相棒は、晴れ舞台を見るため休暇中。代わりに、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)らを担いできたテリー・マクナマラ氏にバッグを預ける。「私のプレースタイルやクラブの距離を、全部(ジョンストン氏が)伝えてくれたみたいですごくやりやすい」と変わらぬ信頼を寄せた。(ニュージャージー州クリフトン/石井操)