ファーヒルズ朴セリ選手権 3日目リーダーボード
2024年 ファーヒルズ朴セリ選手権
期間:03/21〜03/24 場所:パロスバーデスGC(カリフォルニア州)
小学生からの付き合い 古江&西村は米ツアー初同組で仲良い結果
◇米国女子◇ファーヒルズ朴セリ選手権 3日目(23日日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)
ホールアウト後、古江彩佳は「懐かしい感じだったなと思います」と笑った。2サムで回ったムービングデーの同伴競技者は同じ学年の西村優菜。小学校低学年の頃、兵庫県内のジュニア大会に一緒に出場していた仲だ。「キャディバッグを引きずるようにして歩いた」(西村)日々から10数年。この日、米ツアーで初めて一緒にプレーした。
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終始和やかムード…と思いきや、ラウンド中の目線はそれぞれ自分のプレーに真剣そのもの。悪天候の中、ともに前半5番で最初のバーディを決めてからは、56位スタートの古江が2オンに成功した7番(パー5)までに3連続バーディ。「(予選)2日間でロングパット、ミドルパットが入らなかったのできょうは良かった」とグリーン上でのプレーがさえ、10番で4mを沈めて4つ目を奪った。
44位から出た西村は、後半12番の3パットボギーからエンジンがかかった。13番(パー3)で6mを沈めてから一気に4連続バーディ。先行する古江に「うまいなあ」という視線を送りながら、「私も食らいついていこう」とスコアを伸ばした。「お互い集中できていた。感慨深いというか、アメリカで一緒にできてうれしい」。5バーディ、1ボギーの「67」で通算4アンダー。15位に浮上して3日目を終えた。
古江は終盤17番(パー3)で第1打をバンカーに入れてボギーをたたいたが、最終18番で6mのフックラインを鮮やかに沈めた。「難しいラインではあったので、決めるというよりはタッチを合わせるくらいの気持ちだった」というバーディで、6バーディ、1ボギー「66」。こちらも通算4アンダーとして「うまく伸ばし合いができて、良いリズムで回れたかなと思います」と2人の18ホールを振り返った。
最終日は別の組で、ともに5打差の首位を追いかける。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)