引退を発表したユ・ソヨン※撮影は2022年「エビアン選手権」

メジャー2勝を含む米ツアー6勝を誇る33歳のユ・ソヨン(韓国)は21日、自身のSNSで4月メジャー初戦「シェブロン選手権」を最後に引退することを発表した。2017年にメジャー2勝目を飾った大会(当時は「ANAインスピレーション」)で、ツアーの第一線に別れを告げる。

2007年に17歳でプロ転向し、韓国ツアーで競技人生をスタートした。11年「全米女子オープン」でソ・ヒキョン(韓国)とのプレーオフを制し、翌12年から主戦場を米ツアーに移した。1年目に優勝を挙げ、14度のトップ10入りも遂げて新人賞を獲得した。

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2015年、16年は未勝利だったが、17年にメジャー2勝目を挙げるなどして世界ランキング1位に上り詰めた。スポット参戦した2018年「日本女子オープン」では畑岡奈紗の3連覇を阻止し、日本のギャラリーに貫禄を見せつけた。

2018年には日本のナショナルオープンを制した

昨年10月の「BMW女子選手権」が直近の米ツアー出場となっていた。SNSには「引退を決めてからキャリアを振り返り、たくさんの思い出がよみがえった。たくさんの感情があふれ出た。好きなことを仕事にでき、本当に感謝しています。正直なところ、つらい時期もあったし、困難もあった。でも、全てが楽しかった。何よりも、みんなからの愛とサポートに感謝の気持ちでいっぱいです」と記した。

「よく『ゴルフは人生(Golf is life)』と言われるけど、これほど同意できることはありません。忍耐力や他者への感謝…ゴルフはたくさんのことを教えてくれた。私はこれから、このスポーツをさらに良くするために何かをしたいと思っています。だから、人生の次の章でも応援してほしい」と続け、笑顔の絵文字で締めくくった。