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驚異の53歳・ソレンスタムに脱帽 畑岡奈紗「きのうはスコアも負けました」

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 2日目(19日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6608yd(パー72)

畑岡奈紗が唯一のボギーを喫した前半2番(パー5)、セレブリティ部門で回る同組のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)はバーディを決めた。ステーブルフォード方式(ポイント加点制)で争う同部門を首位タイで折り返した53歳はこの日、5バーディ(6ボギー)を奪った。

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畑岡が「70」で回った前日はボギーなしの4バーディだった。「普通に同じティから回っているのに、飛距離もそんなに変わらない。スコアも、きのうは完全に負けてますからね」。競うフィールドは違っても、同じ条件。ツアー72勝のレジェンドの驚異的なプレーに苦笑するしかない。

ともに会場のレイクノナG&CCをホームコースとしている2人。ソレンスタムが「ナサとはここで知り合った。練習場とかでもよく一緒になるよ」と話すように、連れ立ってこのコースをラウンドしたこともある。

ただ、試合では初めて。畑岡は「今でも緊張しますよ」と笑いながら、最大限のリスペクトを示す。「すごく“目力”とオーラがあるので話しかけにくいんですけど、実際はいろいろ質問にも答えてくれる。優しい方ですね」。懐の深さを知っていても、やはり背筋が伸びる。

アンバサダー契約を結ぶヒルトン・グランドバケーションズの代表取締役社長を務めるマーク・ワン氏も含めた3人での18ホール。「すごくいい経験になった」という充実の時間で、連日の2アンダー「70」としっかりスコアも伸ばしてみせた。

2番のボギー先行から、コツコツと反撃。アゲンストの風でセカンドが162ydも残った16番は5Iで3個目のバーディにつなげた。続く17番(パー3)もピンチをしのぎ、通算4アンダー。首位と4打差7位の好位置につけて週末を迎える。

「難しいコースなので、ビッグスコアより小さいスコアを積み重ねても良い位置で戦える。あしたはもう少しチャンスで決めていけたら」と力を込めた。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)

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