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「“力試し感”を楽しみに」稲見萌寧が米ツアー本格参戦で追究するゴルフ道

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(17日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6608yd(パー72)

稲見萌寧が、いよいよ米ツアー本格参戦の一歩を踏み出す。これまで海外でのツアー出場は2020年の「AIG女子オープン」(全英女子)と「全米女子オープン」のみ。過去2シーズンの優勝者だけが出られる開幕戦を前に「すごく楽しみというのが一番。海外のトップ選手しか出られないイメージ。その選手たちのプレーが見たいということもあったし、いち早く海外の試合にも出たかった」と笑顔で意気込みを口にした。

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昨年11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」を制してツアーメンバーとなる資格を得た。権利を行使するか否か、回答期限までの短い時間は毎日考え、相談を重ねた。「人生の中で一度はやってみたい、と。でも、私一人では来られないので、チームのみんなが一緒に戦ってくれるということで決意できた」。胸の中に秘めていた思いを、チームメンバーも後押ししてくれたから、今ここに立っている。

英語でのコミュニケーション、長距離移動による身体への負担…、日本とは異なるコースの芝質や特徴…。「自分で対応できるのかなという“力試し感”がある。それを不安に思うよりも、レベルアップできるという楽しみに変えて頑張りたい」。タフな環境に飛び込むのは、それが自分のゴルフを極めることにつながると信じているからだ。

「試合で優勝とかどうこうよりも、自分のスキルレベルを上げていきたい。海外のトップの選手と、何がどう違うのか。より一層気付けるはずだし、明確にした方がいい。こっちの方がショートゲームの練習環境も整っているイメージがありますし、そういうところで高められれば」

もちろん、「なるべくいち早く優勝争いができるように」という気持ちは強い。2021年の「東京五輪」銀メダリストも、8月「パリ五輪」に向けた選考レースでは日本勢13番手。「順位的には厳しいラインではあるんですけど、可能性はゼロではないと思うので。頑張って出場できるようにというのがモチベーション」と諦めていない。海外メジャーで結果を残せば、「絶対に獲りたいと思っている」という日本ツアーのシード確保も見えてくる。

かねて口にしてきた、日本ツアーの永久シード獲得というキャリアをかけた大目標は不変。遠く離れた米国で歩む道も、目指す高みへとつながっている。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)

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