全米女子オープンで“泣いた距離”が絶好調 畑岡奈紗「ここまでは思い通り」
2023年 CMEグループ ツアー選手権
期間:11/16〜11/19 場所:ティブロンGC ゴールド・コース(フロリダ州)
岡本綾子以来36年ぶり賞金女王へ 畑岡奈紗は3億円ゲットなるか
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(18日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6556yd(パー72)
レジェンドに続けるか――。首位スタートの畑岡奈紗がボギーなしの7バーディ「65」をマークし、通算21アンダーでエイミー・ヤン(韓国)と並ぶトップのまま最終日を迎える。
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初日から首位を守る完全優勝となれば、4日目が悪天候による中止となった2021年「マラソンクラシック」以来。72ホールでは日米を通じて自身初の快挙だ。
日本勢初の年間女王『レース・トゥ・ザCMEグローブ チャンピオン』はもちろん、ツアー最高額の優勝賞金200万ドル(約3億円)がかかっているだけに、1987年の岡本綾子以来36年ぶり2人目の賞金女王の可能性も出てくる。
ここまで畑岡は賞金ランク13位の154万3216ドルで、200万ドルを加算すれば354万3216ドル。ランク3位のイン・ルオニン(中国/275万9677ドル)から下位の選手では単独2位の賞金55万ドルを加算しても届かない。
ランク1位のリリア・ヴ(325万2303ドル)が3人以上の3位タイ以下、ランク2位のアリセン・コープス(304万7813ドル)が単独2位に入らないことが条件になる。
通算4アンダー48位で最終ラウンドに入るコープスの単独2位フィニッシュは難しい状況。前週にシーズン4勝目を挙げたばかりで、14アンダー7位と今週も好位置につけるヴの結果が気になってくるところだが、いずれにしても自らの優勝が大前提。待望の今季初タイトルで金字塔を打ち立てる。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)