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フェード“封印”でも首位ターン 自宅通勤の畑岡奈紗は母の手料理と愛犬が癒やし

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 2日目(3日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598yd(パー72)◇晴れ(観衆4209人)

初日「64」に続いて「66」を出し、通算14アンダー首位タイ。貫録を示すような途中経過とは裏腹に、畑岡奈紗はひとつの武器を“封印”して戦っている。

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ドローとフェードの打ち分けも自在だったはずだが、今週はフェードで狙っていきたくなるシチュエーションでも、あえてストレートに近い弾道でセンターから攻めている。「(フェードを)打ちたいんですけど、打ててないんです。打とうとすると、左にバーンって行っちゃう。イメージは湧いてるんですけど、それ通りに身体が動いてない感じですよね」と明かす。

「モヤモヤ感はある」とこぼすショットについては、フェードを打たないこと以外でも、ひたすら割り切っている印象。右サイドに池が広がる前半9番(パー5)はレイアップした2打目が左ラフまで転がるミス。少しつま先下がりのライで90ydほどの3打目を残しても、58度のウェッジショットを1.5mに絡めて3連続バーディとした。

「(レイアップは)右を警戒しすぎました…」と笑いつつ、「もう、池とか林に入れなきゃ狙えるだろうって。そう(考えるくらい)じゃないと、ちょっときついので」。10番で喫した唯一のボギーはショートゲームのミスから。ままならないショットは織り込み済みとばかりにスコアをまとめている。

地元茨城のファンの後押しに感謝し、自宅から通う精神面の充実も強調。米国転戦も支えてくれる母・博美さんの手料理を食べ、自分の部屋のベッドで寝られる安心感。普段はなかなか会えない2頭の愛犬(トイプードルのアポロとステラ)にも癒やされていると笑う。

「スコアが出ているので、あしたからも伸ばさないと。ショットがもう少し良くなればと思うけど、テンポ、マネジメントを変えずにいければ」。不調にも動じない胆力と心強い後押し。地元で掲げる今季初タイトルまで、ポールポジションに立って残り36ホールだ。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)

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