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米国女子アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカの最新ゴルフニュースをお届け

イメージは「ボール2個分」 勝みなみの大胆チェンジはティオフ前

◇米国女子◇アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ 初日(5日)◇オールドアメリカンGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)

スタート前の練習グリーンでひらめきがあった。ここ数試合、勝みなみの悩みの種はパッティング。いつものように構えてボールを眺めていると、普段よりも右側(飛球線後方)にあるような気がしてならない。「わかんなくて。『左に置いて“ちょん”と打とう』と。ヤケクソみたいに」。狙いは的中。自信を取り戻せそうなラウンドは数分後に始まった。

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復調を感じているショットを武器に序盤から安定したプレーを展開し、前半14番で第2打をピンそば1mにピタリと付けた。続く15番で手前から10m近いパットが決まって2連続バーディを先行。「まさか入ってくれるとは。そこから流れが変わった」とアグレッシブな姿勢を貫き、折り返しの18番のボギーもなんの、後半アウトで2バーディを奪った。

パッティング時のアドレスについて「不安になると、どんどん右に置く癖がある。その悪い癖が先週まで出ていた」と明かす。この日は「第三者の目で見たら真ん中にあると思うけれど、私は左に寄せている感じ。実際は1個分くらいでも、自分ではボール2個分くらい(左に寄せた)イメージ」と大胆に修正を加えた。

「目線も感覚も変わって、気持ち的にもラクに、新鮮な気持ちになった。『失敗しても問題ない』と」。唯一心配だったロングパットのタッチも及第点を付けられる。最終9番、3mのパーパットをジャストタッチで沈めた。「半分くらいは入れたい(距離の)パット。こういうコースは風に流されて、あれくらいを残すことが多いので自信になる。攻めていける」。納得の4バーディ、1ボギー「68」で3アンダー。7位発進は8月の「AIG女子オープン」(全英女子)と並んで米ツアーでは今季最高の滑り出しになった。

ルーキーイヤーは今大会を含め残り7大会。いくつ出られるかは今後の出来にかかっている。年間ポイントレースは79位で、来季のフルシードがかかる80位との攻防も継続。緊張感たっぷりの終盤戦も、「なるべく上位に行きたいけれど、順位ばかりを気にしても楽しくない。良い時は絶対に来ると信じている。信じてやっています」と自分らしさは失わない。(テキサス州ザ・コロニー/桂川洋一)

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2023年 アセンダントLPGA benefiting ボランティア・オブ・アメリカ



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