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断ち切った負の連鎖 西村優菜は14ラウンドぶり60台「久々に満足」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 2日目(8日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

直近3戦連続で予選落ちだった西村優菜が負の連鎖を断ち切った。4バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、69位から通算3アンダー36位に浮上。8月「スコットランド女子オープン」3日目以来14ラウンドぶりとなる60台をマークし、「久々に満足のいくプレーができた。ちょっと昔の感覚が見えてきた感じがする」と笑みを浮かべた。

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カットラインを見上げながら、「順位を上げるしかない」と覚悟を決めて出た。序盤はしびれるようなパーパットを決める場面もあった。「ただただ、ピンチで。“神様、どれだけ試練を与えるんだ”という気持ちでやっていた。でも、苦しい時間は一日のどこかにはくる。ここを耐えればいいことはある、と」

すがる思いで我慢を続けた直後、6番でバーディが先行。後半11番(パー3)でボギーも、間髪入れずに2連続バーディを奪い返した。この時点で2アンダーと通過ライン(1アンダー)は上回っていたが、午後組のプレーを残していることもあり、難しい18番を前にもうひとつ伸ばしておきたいのが本音だった。

葛藤も抱えて入った16番は352ydのパー4。「キャリーがあと5ヤード出てくれればドライバーでバンカーを越えられるけど、どうしても越えない。攻めるホールではない」。冷静な見極めから7Wを選び、セカンドはUTでグリーンに乗せて手堅くパーを拾った。17番は8mのバーディパットを沈め、「すごくうれしかった。3アンダーで18番に行くのと、2アンダーで行くのは違う」。会心のゲーム運びで勝負のラスト1ホールを迎えた。

2週前の「CP女子オープン」では最終18番のボギーでカットラインに1打届かなかった。「結構プレッシャーのあるところで緊張感はあったけど、振る怖さはなかった」。1Wをしっかり振ってフェアウェイセンターを捉え、納得のパー。悩み続けたショット面に光が差し込み、手応えもにじむ。

年間ポイントレースでは、80位までのシードに一歩及ばない81位が現在地。「この2日間が大事になってくると思うので、しっかり60台を目指して頑張りたい。とにかく上を目指す」。4試合ぶりに迎える週末を前に力強く話した。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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