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日課の動画チェックから“初心”に 西村優菜「もうちょっと」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 初日(7日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

この数カ月、西村優菜のラウンド後の日課は「ホテルに帰ってスイング動画を見ること」だという。米ツアーを主戦場にするにあたってオフシーズンから見直してきたスイング。答えを求めて悩み続け、予選落ちをした前週は「自分からショット力がなくなると戦えないんだ」と落ち込んだ。それでも、毎日欠かさずに撮影したスイング動画をチェックして試行錯誤を繰り返している。

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大会前日にも口にした「思い切って振る怖さ」を払しょくするためのヒントを得たのは、初めて国内メジャーを制した2021年「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」当時のスイング。

「100点ではないけど、当時のスイングが好きで。何が違うんだろうって。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)が出しているYoutubeのハイライト動画で見直して、昔は体重移動を大事にしていたけど、いまはそれがないことに気付いて。色々と考えていたけどシンプルに。初心に戻ってみようと」

スタート前の練習で、右から左にステップを踏むように移動して打つショット練習を取り入れ、「少し昔の自分に戻ったかな」。前半12番(パー5)でボギーを先行させたが、いずれもパー5の後半2番と4番でバーディを奪取。560ydある4番は1W→5Wと繋いで、残り87ydの3打目をロフト角52度のウェッジでピンそば30センチにベタピン。「ショットで獲れたバーディ。久々に(自分のゴルフは)こんな感じだって」と感触を取り戻した。

ショットへの好感触に、真剣な面持ちを少し緩めたが、3バーディ、3ボギーの「72」でカットラインに1打及ばないイーブンパー69位にいる。週末もプレーするためにはスコアを伸ばさないといけない。「取り組み始めてから1日だから分からないけど、良い発見は出来たかな。きょうのフィーリングは良かったのであしたも続けて出来たら。もう少し結果になってくれたら自信になる。もうちょっとです」。一筋の光が差し込んでいる。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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