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「カップにかすりもしない」 渋野日向子はショートパットで流れ作れず

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 初日(7日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

前半2番(パー5)、午後組でスタートした渋野日向子は2打でグリーン手前の花道まで運ぶと残り37ydのサードショットを58度でカップイン。イーグルとして絶好のスタートを切り、観客の拍手に笑顔で応えた。

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しかし、7番で痛恨のダブルボギーを喫する。右フェアウェイバンカーからの2打目は大きなミスではなかった。グリーン左手前のバンカーからの3打目のライはアゴが高い上に左足下がり。「寄せにいこうと頑張っちゃった」が、ボールを外に出せなかった。脱出に2打を要して4オン2パット。「そこからすごく流れが悪かった」

10番で3オン2パットのボギーを喫すると、11番のパー3ではショートサイドのグリーン奥のラフにティショットを外して2連続ボギー。スコアは2オーバーまで後退した。

12番(パー5)では3打目でピンそば1.5mのバーディチャンスを作ったにもかかわらず、無情にもボールはカップ横を通り過ぎた。流れを作れないパットに「ちょっと入れにいこうとして、目線が上がってプッシュしているのもある。“入れにいきたい”気持ちがこういうスコアにしてしまってすごくもったいない」。15番で7mのロングパットを決めたが、「長いのは入って、短いのがカップにかすりもしないのが悔しい」と唇をかんだ。

首位が7アンダーをマークする中、1イーグル2バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「73」で回って1オーバー88位の滑り出し。同組で回った勝みなみは2オーバー114位で、「すごく良い雰囲気で回れたけど、あしたはお互い頑張らないといけない。しっかり攻めるところは攻めてっていうゴルフができるように頑張ります」と週末に向けての巻き返しを誓った。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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