渋野日向子はメジャー覇者と 畑岡奈紗&古江彩佳は同組/CP女子オープン初日
2023年 CP女子オープン
期間:08/24〜08/27 場所:ショーネシーG&CC(カナダ)
「時差ボケがすごい」 タフな日々、ランキングと“戦う”勝みなみ
◇米国女子◇CP女子オープン 事前(22日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)
勝みなみは前週の日本ツアースポット参戦後、すぐさまカナダに飛んできた。開幕2日前のこの日はイン9ホールを回り、明日はプロアマ戦でアウト9ホールを回る予定だ。タフな日程に「開幕前なのもあるけど先週の疲れで気が抜けているようには感じます」と話した。
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つかの間の母国で英気を養えたものの、「毎日4、5時間だった」という睡眠不足は辛かった。2週前に英国ロンドン近郊で「AIG女子オープン(全英女子)」に出て、時差プラス8時間の東京へ。その東京から時差マイナス16時間のカナダへ。「いつもより時差ぼけの感覚がすごいあって、無理しないようにしたい」。体内時計はガタガタだ。
5カ月ぶりだった日本ツアーから米ツアーに戻ると、自分の心の変化を感じた。「日本も米国も全然変わらないかなと思っていたけど、『こっちで戦う』と決めたからか、こっち(米ツアー)が“ホーム”という感覚はある」。すっかり米ツアーメンバーとなった勝は「どっちがいいとかはないけど、日本ではピンをデッドに狙ってという感じだった。アメリカは下が硬くて手前から攻めていくという感じなので、その感覚に少しずつ戻していければ」とギアチェンジする。
残り11試合となった現在、年間ポイントランキングは71位。「結果は気にしたくないけど、気にしないといけない状況にいる。ルーキーイヤーなので最後まで出られるようにしたい」。11月16日開幕の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(ティブロンGC ゴールド・コース)の出場資格は60位以内。それ以前に「来年は今年の経験を生かしてさらにいい一年を過ごせるようにしたい」のだから、来季シードの80位以内は絶対に確保したい。
ゴルフの調子は、アプローチ、パターに安心感がある一方、ドライバーなど長いクラブには不安が残る。時差ボケと付き合いながらハードな日々が続く。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)