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2023年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/10〜08/13 場所:ウォルトンヒース オールドコース(イングランド)

「ブル様がいる!」穴井詩は欧州“初上陸”にテンションアップ

◇海外女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前(9日)◇ウォルトンヒースGC (イングランド)◇6881yd(パー72)

「ヨーロッパ、初上陸なんです」という穴井詩の旅路は、この上なくスムーズに来ている。飛行機移動や現地でのレンタカー、ホテルの手配でトラブルもなし。さまざま“評判”が聞こえてくる英国の食事も「おいしくいただいております。太って帰っちゃうかもしれない。私、たぶんどこでも生きていけるのかな」と豪快に笑う。

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「“ブル様”がいる!」とテンションが上がったのは、ドライビングレンジでブルック・ヘンダーソン(カナダ)を見かけたときのこと。大ファンだった以前の帯同キャディが呼んでいたというニックネームを自らも愛用する。「自分のスイングもかぶせながら動画も撮りました」。日本ツアーでドライビングディスタンス2位(257.96yd)につける飛ばし屋でも、海外選手の飛距離には衝撃を受けっぱなし。練習から、あらゆる瞬間が楽しい。

英国入りした6日(日)から早速18ホールをチェックするなど、ここまで2.5ラウンドを消化。雨による影響でフェアウェイが水を含んでソフトになり、ボールがなかなか転がってくれないコースには少し面食らった。「距離、な~がいですね。全然転がらないし『全英って、こんな感じだったっけ?』って」

それでも、入れればトラブル必至のヘザー群生地や英国ならではの深いバンカーを避けるマネジメントを徹底するつもりだ。「リスクを考えると、200yd残っても手前(にレイアップ)かなって」。プロ16年目で初のシーズン複数回優勝を達成して臨む大舞台へ「最低限、予選を通過して。通過してから、トップ10を狙ってとステップを踏んでいけたら」と果敢に挑む。(イングランド・サリー/亀山泰宏)

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