ゴルフって楽しい

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 2日目（28日）◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6527yd（パー71）

完璧なショットでカップに沈めた。後半16番（パー3）、アマチュア馬場咲希（東京・代々木高）がブリヂストン 201CB アイアン(9I)でホールインワンを決めた。

＜＜　下に続く　＞＞

「前の組の人がピンと同じ面にボールを落として左に落ちていくのを見ていた。あそこだなと思って狙ったら入りました。一番幸せ」

みんなで喜びました

ピンの左サイドに切られたカップに対して右サイドにボールを落とすと、10m近く転がりボールが消えた。カップから右手でボールを拾い上げるとフランス語の祝福に笑顔で応えた。キャディを務める父・哲也さんとはハイタッチで喜んだ。

2ホール前の14番（パー3）ではティショットをバンカーに落として目玉となりアンプレヤブルを宣言するなど6オン2パットの「8」を記録。続く15番（パー5）はバーディを奪っていたが、カットラインからは大きく後退していた。

9Iで決めました

16番のティイングエリアでは哲也さんと予選通過に向けてエースを“予言”していた。「打つ前に『ホールインワンして、17番をバーディにして、最後18番パー5はイーグルしかないね』って言われた。（これまでに）私、1回しかホールインワンしたことないから、無理でしょって話をしていた」。昨年8月の「全米女子アマ」を制した勝負強さを海外メジャーでも発揮した。

父・哲也さんと記念撮影

連日の「74」で通算6オーバーと、カットラインには2打届かず無念の予選落ちとなったが、表情は明るい。「今回は2日目もあきらめずにやった。『8』打った後もホールインワン出たのであきらめないことが大事。なんか楽しかった。最高。予選落ちしたが、うれしい経験もできた。ゴルフって楽しいなと。次の全英も楽しんで予選通過できたら良い」

次戦は2週後の海外メジャー「AIG女子オープン（全英女子）」（イングランド・ウォルトンヒース）だが、大きな収穫を得たようだ。（フランス・エビアン／玉木充）