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日没目前POで全米へ 脇元華「夢かなってルンルン」三ヶ島かな「最後は神頼み」

◇米国女子メジャー◇全米女子オープン 日本地区最終予選会(29日)◇房総カントリークラブ房総ゴルフ場(千葉県)◇東コース/6533yd 西コース/6413yd(ともにパー72)◇出場選手116人

残り2枚となったメジャー切符をかけ、通算6アンダーで並んだ脇元華三ヶ島かな、アマチュアの小宮千鶴(愛知・南山学園聖霊高)のプレーオフが始まったとき、時計は午後6時を回っていた。この日の千葉県の日没は午後6時46分。断続的に雨が降った空は、もう暗くなり始めるころだった。

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1ホール目でバーディを奪った脇元が、まず出場権を確保。初めてのプレーオフだったこともあり、ティショットから緊張を隠せなかったという。それでも、「絶対にショートしたくない」とグリーン上でしっかりと打ち切れたことに胸を張る。「いつか挑戦してみたいと小さいころから思っていた。ひとつ夢がかなって、『アメリカに行ける~』とルンルンでした」。長丁場を終えても、心なしか足取りは軽かった。

2ホール目でパーセーブして17歳の小宮を退けた三ヶ島は、最後のパットのラインがすでに見えていなかったと明かす。「“神頼み”ではないですけど、自分を信じて打って、入って良かった」。痛めている左ひざにテーピングを施しながら合計38ホールを戦い抜いた一日が報われた。「けがをして、この予選会も出るか迷ったけど、出てホントに良かったと思いました」と充実感がにじんだ。

脇元は約1カ月後に迫る初の海外メジャーへ「成績を出せるように準備していきたい」と気持ちを高ぶらせた。三ヶ島はコロナ禍で12月開催だった2020年大会以来の出場。「何度も出たいと思えるくらいの場所なので、また出られることがうれしい。まずは予選通過。上位に入って、景色やコースを楽しみながら、いい結果を残せたら」。風光明媚なペブルビーチGLでの戦いが待ち遠しい様子だった。(千葉県睦沢町/亀山泰宏)

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