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木下彩は7週連続予選落ちから全米切符 初メジャーに「渋野のイメージしかない(笑)」

◇米国女子メジャー◇全米女子オープン 日本地区最終予選会(29日)◇房総カントリークラブ房総ゴルフ場(千葉県)◇東コース/6533yd 西コース/6413yd(ともにパー72)◇出場選手116人

6アンダーで迎えた2ラウンド目の最終ホール、5mのバーディパットを前に木下彩は腹をくくった。「キャディさんと『6は(通れ)ない』となったので、オーバーしてもいいから“がっついて”行きました」。ラインを浅めに読み、強く打ち出したボールはカップのふちをクルッと回るようにして消えた。

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ツアーでは直前まで7週連続予選落ちを喫していた。「ホント、いいところが全くなかった」と苦笑する中でも、前週から持ち味のショットの感覚が戻りつつあるとひそかに感じていたという。

4月末の「パナソニックオープンレディース」から1Wをブリヂストン B1に替え、3週前からオノフのUTを投入、前週はアイアンをミズノにと文字通りバッグの中身を一新。「いままでツキがなかったというか、入らなかったバーディパットも今日になって入ってくれた。いままで溜めていた分が出てくれたのかな」と流れにも乗り、トータル7アンダーで3位通過を決めた。

試合どころかプライベートでも海外渡航の経験がなく「パスポート、春に取ったばかりなんですよ」とニッコリ。1日36ホールを回るタフな予選会に挑戦したのも今回が初めてだった。「キャディさんもペブルビーチに行きたがっていたし、(周りの)みんなが盛り上がっていたので、『じゃあ』って。ただただ、興味本位。まだ信じられないです」。無欲で大舞台の切符をつかんだ。

もちろん初めてとなる海外メジャーは「渋野のイメージしかない」。2019年「AIG全英女子オープン」を制して大ブレークした渋野日向子を真っ先に思い浮かべる。「全英に勝って、バーンと行っちゃって、同学年だけどご飯も誘いにくいくらい(笑)」。同じ舞台で戦える楽しみもありつつ、「賞金(賞金総額1000万ドル 約14億円)が高いと言われたので頑張りたい。(自分のキャリアで)いままでにない額じゃないですか。物欲はないんですけど、老後のためにお金が欲しいから」とリップサービスで笑わせた。(千葉県睦沢町/亀山泰宏)

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