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これぞ世界のトップ! リディア・コーが日本のジュニアゴルファーにエール
メジャー2勝を含む米女子ツアー19勝、世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)が11日、横浜市のパシフィコ横浜で行われたジャパンゴルフフェアに登場。スポンサー契約を結ぶゼビオグループのトークショーに参加した。
イベントでは、会場に集まったアマチュアからの質問にコーが答えるコーナーも設けられた。大勢の大人が注目する中、勇気を出して最後の一人として手を挙げたのは13歳のジュニアゴルファーだった。「日本のジュニアゴルファーに一言、お願いします」という依頼に、コーは「まずは、自身が成長していく過程を楽しんでください」とアドバイスを送り、こう続けた。
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「もちろん、良い日も悪い日もあるのがゴルフの楽しいところだけど、どうしても悪い日が続くこともあると思います。ラウンドが終わって悔しくて泣いてしまったり、やめたいと思ったりすることもあるかもしれません。でも、悪い日だからこそ学べることが多いんです。次の日から切り替えて、足りなかった部分を修正していけば、いつか優勝してトロフィーを持てるかもしれないし、次はあなたがトークショーをする側になれるかもしれません。夢を持って楽しんで、一歩一歩、頑張ってください」とエールを送った。
5歳でゴルフを始め、2012年1月に豪州ツアー「ニューサウス・ウェール女子オープン」を14歳の若さで制し、当時のプロ大会における最年少優勝記録を樹立した。同年8月には米女子ツアー「CN カナディアン女子オープン」でもアマチュア優勝を達成して米ツアーの史上最年少優勝記録を塗り替えるなど、若い頃から世界で戦ってきたコーだからこそ、ジュニアへのアドバイスには優しさがあふれる。
最後に、柔らかな笑顔でこう言葉を紡いだ。「悪いスコアを打ってしまった時に『自分は全然ダメだ』とか、自分のことを悪く言ってしまう時期もあると思うけど、スコアは自分の価値を下げるものではない、ということを覚えておいてください。ゴルフと生活は分けるようにしてくださいね。コースから離れれば、あなたは美しい13歳の女の子なのですから」(編集部・内山孝志朗)