次回こそ納得いくプレーで、大勢のギャラリーをどよめかせる

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 最終日(6日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616yd（パー72）

主戦場にする米ツアーの試合は残っているものの、国内では今年最後のラウンドとなった渋野日向子は、「もう少し強くなった状態で帰ってきたい」と悔しさをにじませた。イーブンパー58位から出た最終日、4バーディ、5ボギーの「73」で回り、通算1オーバー64位。前日に引き続き、ショットもパットも噛み合わなかった一日に「悔しい結果」と残念がった。

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インコースからスタートした渋野は11番で4オン1パットのボギーを喫すると、12番(パー3)もティショットでグリーンをとらえられず、13番(パー5)は3パットをたたいて3連続ボギーにした。気持ちとは裏腹のスコアに、ギャラリーの声援に応える余裕も持てなかった。

ショットも、パットも上手くいかなかった4日間

「全くいいところを見せられなくて申し訳ない。子供たちも来てくれて、歩く道もハードだったと思う。あの子たちがいたから頑張れたのもあるけど、もうちょっと頑張らないとなって」。終盤6番でなんとか納得のいくショットを出し、8番も6UTでピンそば1m強につけて、いずれもバーディにしたが、「4日間いいところはなかった」と切り捨てた。

この悔しさを糧に、再出発を図る

次週は体調を考慮して休養をはさむとし、残すは米ツアー最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州／ティブロンGC ゴールドコース)のみとなる。「全部イチから頑張らないとな、という感じです。良い締めくくりができるようにしたい」と話した。味わった悔しさを成長へとつなげる肥やしとする。(滋賀県大津市／石井操)