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「今までで一番難しい3打目」も 古江彩佳は忍耐の最終日“76”

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 最終日(11日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

この日苦しみ続けた古江彩佳は、最難関ホールの最終18番でまたしても試練に見舞われた。フェアウェイからのセカンドは大きく右へ。「(プリファードライで)ボールを置いたときにちょっと転がっちゃったので、ボールが少し水を含んでドロップショット気味になったのかな」。予期せぬ軌道を描き、グリーンサイドの深いラフに突っ込んだ。

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左サイドのピンまでは43ydと距離も出さなければいけないアプローチ。日に日に硬く、速くなったグリーンに対して、繊細な落としどころが求められる。「たぶん、今まで(経験した中)で一番難しい3打目だったと思う」。58度のウェッジで上げにいって想像以上のキャリーは出てしまったが、転がったボールがピンを直撃。パーセーブで歓声を浴び、「当たってくれて良かった」と笑った。

タフなコンディションに加え、「自分の状態もそんなに良くなかった」。珍しくボールにうまくコンタクトできず、プランに沿ったゲームを組み立てることができない。2番(パー5)から3連続ボギーが先行。14番(パー3)で「落とすところは“この一点”みたいなところしかなかった」という絶妙なウェッジショットでピンに絡めて唯一のバーディを奪ったが、16番ではダブルボギーを喫した。

「76」で通算イーブンパー58位と悔しいフィニッシュになったが、4日間を通して「まだ耐えられた方かな」と前を向く。米本土で試合が続く「LPGAメディヒール選手権」(10月6日~/カリフォルニア州レイクマースドGC)まではすでにエントリーを済ませ、8月末のカナダから日本勢でただ一人、7連戦を組む予定だ。「変わらず自分に集中して、楽しんで回っていきたい」。オレゴン州ポートランドで行われる次戦へ、久々の西海岸へ飛ぶ。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)

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