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2022年 Danaオープン by マラソン
期間:09/01〜09/04 場所:ハイランドメドウズGC(オハイオ州)

4打差以内に15人の大混戦 畑岡奈紗は連覇へ「まだ全然チャンスある」

◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 3日目(3日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd(パー71)

首位を走るルーシー・リーは11歳で「全米女子オープン」に出場した、かつての“天才少女”とはいえツアー未勝利の19歳。4打差以内に15人がひしめく大混戦のリーダーボードを眺めた畑岡奈紗も「まだ全然チャンスはあると思います」と力強く話す。

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3打差から最終組の1組前をプレーしたこの日は1番のボギー先行から、打ち下ろしの2番(パー3)でバウンスバックを決めた。予報通りの南西の風なら左からフォローのはずが、直前に感じたのはアゲンスト。すかさず8番アイアンに番手を上げて3.5mに絡める冷静さが光った。

4番も獲ると、262ydの設定となった9番パー4では1Wで1オンに成功。2パットのバーディで勢いをつけて折り返した後半でも2つ伸ばした。「上があれだけ伸びているので、もう少し伸ばせた部分もあったのかな」と悔しがったが、全てが思い通りに行かない中で焦って自滅しない強さがある。

下り3mをねじ込んで拳を握った直後の最終18番(パー5)。ティイングエリアが15ydほど前に出される中、畑岡は厄介な2つのバンカーも配置されている左サイドの最短ルートを攻めたがったという。「そっちには行かない方がいい」と待ったをかけたのがキャディのグレッグ・ジョンストン氏。なかなか狙ったショットが出せていない状態を的確に見極めての助言だった。

ユーティリティでのティショットはミスもあって飛距離を稼げず、3打目勝負に切り替えてのパーフィニッシュ。結果としてスタート時の差を詰めることはできなかったが、3打差4位は悪くないポジションだ。1打目で多用するフェードボールの微調整をポイントに挙げ、「前半から伸ばしていかないと厳しい。しっかり自分のプレーをして、伸ばし合いに加われるように頑張りたい」。前のめりで大会連覇をかけた18ホールに臨む。(オハイオ州シルバニア/亀山泰宏)

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