マイヤーLPGAクラシック 初日リーダーボード
2022年 マイヤーLPGAクラシック
期間:06/16〜06/19 場所:ブライズフィールドCC(ミシガン州)
開始2ホール+3からカムバック 畑岡奈紗「あした10アンダー出すつもりで!」
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 初日(16日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)
伸ばし合いの予想通り、午後組がティオフするころには、ビッグスコア連発の午前組がリーダーボードをにぎわせていた。しかし、畑岡奈紗は気合十分のスタートホールで、まさかのトラブルに見舞われてしまった。
<< 下に続く >>
右ラフからのセカンドが奥のバンカーへ。前夜の雨の影響か、アゴの高いバンカーの砂は水を含んでいて3打目は全くスピンがかからず、最も警戒していた花道まで転がり落ちた。いきなり4オン2パットのダブルボギーをたたくと、続く2番も3パットボギー。「(開始)2ホールで3オーバーはちょっと想定外」と出端をくじかれた。
長いウッド系のクラブのティショットは調整の余地を感じている一方で「きっちりフェアウェイにさえ運べれば、アイアンにはすごく自信がある。そこにフォーカスした」。強烈な風が吹き出す中でも着実にバーディを獲り返し、グリーンに向かって大きく打ち上げる後半16番のバーディでイーブンパーまで戻した。
フォローの風で1Wショットが左ラフまで突き抜けた最終18番(パー5)。前方にそびえる木の左側、グリーン方向のスペースも空いていたが、すぐに木の右側の近いフェアウェイへのレイアップを選んだ。ボールがラフに埋まっていたことに加え、「いま、ウェッジはすごくいい状態。そこが迷わず(判断)できたところではあります」。残り82ydから58度のウェッジで狙い通りピンに絡めるバーディ締め。1アンダー66位と大きな出遅れを回避した。
同組のジェニファー・カップチョが9アンダーで単独首位に立つロケットスタートを決めた。条件のいい午前組でのプレーとなる2日目へ「あしたは10アンダーくらい出すつもりで!」。力強く言って練習場へ向かった。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)