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2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)

チーピンに悩む西郷真央 「技術以外の部分で」意地のバーディ締め

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 3日目(4日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)

初めてのメジャーで27位につけて決勝ラウンドに臨んだ西郷真央に試練が襲いかかった。3番(パー3)でボギーが先行した直後の4番。左に行く傾向のショットを警戒する中で「ティイングエリアのライがちょっと左足下がり。ちょっと球が低く、“ハーフトップ”に出てしまった」というティショットは眼下に広がる池へ消えた。

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このホールでダブルボギーをたたくなど、一時は5つスコアを落とす苦しい展開。コンディション不良のため、前日に続いて痛み止めを服用していたが、「きょうのゴルフは単純に自分のショット精度の悪さ」と決して言い訳にはしない。

「ずーっとチーピンが出ていて。右を嫌がって、つかまえて打つのが自分のいつもの打ち方。それができなくなって、一発右に行ったら、もうどっちも振りづらくなったり…広い、振れる(はずの)ホールでさえ(1Wに)気持ち悪いイメージがあった」。前日左の林へ打ち込んだ17番で再び木に当ててボギー。フェアウェイキープ率100%(14/14)を記録した初日からドローボールの曲がりがきついと感じていたという。日に日にその傾向が強くなり、「何が原因だったのか分かることなく18ホールが終わってしまった」

それでも、今季国内ツアーで初優勝を含む5勝をマークしている20歳は意地を見せた。最終18番は4m強のフックラインをねじ込むバーディフィニッシュ。後半はようやく作ったチャンスでカップに蹴られ、しぶといパーセーブが続いた中での締めくくり。「気持ちが入りやすい状況。自分を落ち着かせて、冷静に打とうと思った。技術以外の部分でなんとか補えたのは、ちょっと成長した部分だと思う。あしたにつながる良いバーディで終われたのかな」と少しだけ胸を張った。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)

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