「全米女子オープン」2日目リーダーボード
2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)
笹生優花は予選落ちで連覇ならず「自分のプレーに少しがっかり」
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 2日目(3日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)
笹生優花の全米女子オープン連覇への挑戦は、2日間で幕を閉じた。初日6オーバー133位と崩れ、2日目も9番スタートからいきなり2連続ボギーを先行。3バーディを奪い返す見せ場もあったが、上がり5ホールで4ボギーと精彩を欠く「74」で通算9オーバー121位。「自分のプレーに少しがっかり。難しいコースに対してアジャストできなかった」と受け止めた。
<< 下に続く >>
プロ転向後のメジャーでは、7試合目にして初の予選落ち。フェアウェイキープ率は初日最下位の36%(5/14)から64%(9/14)と改善したが、パーオン率は50%(9/18)にとどまった。「ショットがすごく悪かったわけでも、パットがすごく悪かったわけでもない」という状態ながら、持ち前の爆発力を発揮できずじまいだった。
「同じ試合ですし、ディフェンディングといっても、去年は去年で、今年は今年」とチャンピオンの重圧についてはっきりと否定する。1年前の優勝を機に人生は一変。米ツアー挑戦の扉を開き、憧れのロリー・マキロイ(北アイルランド)と会うこともできた。
「これが、日本人は誰も持って帰ってこられなかったトロフィーか」。昨年から契約スポンサーなどに足を運ぶ際に欠かせなかった優勝トロフィーを間近で見て、ひときわ喜んだのは日本での練習環境を提供してくれていた尾崎将司だったという。自分も周りもひたすら幸せな楽しい時間だった。
目と鼻の先にあるパインハーストはUSGAのジュニア大会で何度も訪れ、No.1からNo.9までプレーしたこともある。思い出の地とよく似た雰囲気の舞台で再びトロフィーを掲げる夢はかなわなかったが「将来、またここへ戻ってきたい」と誓った。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)