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2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)

2日間72ホールの激闘から深夜便移動 古江彩佳はそれでも“ルーティン”欠かさず

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 事前(1日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)

前週「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で米ツアー自己最高2位に入った古江彩佳。週末2日間だけで72ホールをプレーする激闘を終えた夜、ネバダ州ラスベガスからノースカロライナ州ローリーへの直行便に飛び乗った。

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「レッドアイ(red-eye)」と呼ばれる深夜便での移動。飛行機の出発が遅れ、日付をまたいでからの離陸となった機内での時間は睡眠に充て、翌5月30日(月)から会場入りして調整。タフな日程にも弱音を吐かず、初出場のコースでは開幕前に2ラウンドを消化する“ルーティン”をこなす時間を確保できた。

米ツアー初優勝にも迫ったばかりだが「コースの感じ、グリーンの感じも違うし、(マッチプレーと)ストロークプレーで考え方も違ってくる。うまく頭を入れ替えてやりたい」と冷静に話す。前週最終日は硬くて速いグリーンに加え、強風が吹く難条件。「先週が“カタハヤ”だったから」と、メジャーセッティングのグリーンスピードにも戸惑いが少ないのはプラス要素だ。

砲台グリーンへの寄せが難しい舞台は、ショートゲームに強みのある古江にとって腕の見せどころ。「全然そんなに(技は)持っていないんですけど…」と謙遜しつつ「4U(での転がし)か(ウェッジで)上げて止められるか。ロブショットだったり、いろいろな球を打てたら。すごく短い距離じゃない限りパターはないかな」と思考を巡らせる。

開幕前日の午後には、アマチュア時代から切磋琢磨してきた西村優菜とようやく再会できたこともうれしい。日米を通じて最後に予選落ちを喫したのが2020年の本大会。主戦場を移しても安定したプレーを続けてきた22歳は「自分のプレーができるかどうか。しっかり自信を持って自分のショット、パットができたら」。地に足をつけて今季2戦目のメジャーに臨む。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)

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