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笹生優花はフェアウェイの芝目にも苦戦「アジャストできなかった」

◇米国女子◇パロスバーデス選手権 presented by バンク・オブ・アメリカ 初日(28日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6450yd(パー71)

穏やかだった早朝の天候は時間が経つにつれて厳しくなった。平均気温15℃前後のコースに冷たい風が吹き込む。加えてベント芝に交じるポアナ芝が伸び、ボールの転がりを不規則にさせた。リーダーボードの上位20人(3アンダー13位タイまで)のうち、午後にティオフしたのは3人だけだった。

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午後1時前にティオフした笹生優花は3バーディ、7ボギーの「75」をたたき、4オーバーの121位と出遅れた。1mのパーパットを外した前半13番から4連続ボギー。「ショットは本当に良いんですけどね。スコアにつながらないし、パターも全然入ってくれなかった」。後半アウトは、フェアウェイからの2打目をグリーン右のバンカーに入れた5番までに3連続ボギーをたたいた。

「陽が出ればそんなに寒くはなかったけど…」と気温は問題なかったというが、グリーンは「結構バンビ―」とやはりパッティングに苦労。さらに「後半はフェアウェイの順目と逆目に寄ってショットが変わってきた。そこが全然アジャストできなかった」と振り返った。フェアウェイは両サイドで異なる方向にカットされており、ティショットの到達地点により、バミューダ芝の強い芽に影響された。

「シェブロン選手権」からの直近3試合で笹生は初日午後にティオフし、60位以内でのスタートがない。それでいて、いずれも決勝ラウンドに進出している。午前にプレーを開始する2日目にまた挽回できるか。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/桂川洋一)

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