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2022年 DIOインプラントLAオープン
期間:04/21〜04/24 場所:ウィルシャーCC(カリフォルニア州)

「自分を信じて良かった」畑岡奈紗がもがいて今季初勝利

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 最終日(24日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)

畑岡奈紗が存在感を誇示する完勝を遂げた。4打差の単独首位から「67」をマーク。4日間連続のアンダーパーで後続に5打差をつけて逃げ切り、今季初勝利を飾った。

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スタートホールの1番でいきなり8mを沈めてバーディ。「まさか入ると思わなかった。きょうは朝すごく緊張していたんですけど、ひとつバーディが来てから自分のゴルフに集中できました」と勢いづいた。4番(パー3)では 2サムで相対した 2位のハンナ・グリーン(オーストラリア)が8mのバーディパットを決めた後、畑岡はすぐに3mを入れ返して寄せ付けない。逆に続く5番で8mを決めて連続バーディとし、攻め入る隙を与えなかった。

トラブルも最小限の後退でしのいだ。 1Wを右に曲げた6番ではネーティブエリアからの2打目でフェアウェイへの脱出に失敗。4オンと苦労し、5mのボギーパットを残したが、これを沈めてみせた。

7番(パー3)でティショットをピンそば2mにつけてバウンスバック。5打のリードを持って後半に入り、15番(パー5)では15mのイーグルパットが段を下ってカップに吸い込まれた。「イーグルでほとんど勝てるかなと安心した」。最終18番(パー3)をボギーにしても通算15アンダー。「今週はパッティングに助けられた。自分の目標は15アンダーだった。それが達成できたのが良かった」とうなずいた。

シーズンの初勝利はもがいている最中につかんだ。開幕から出場8試合での最高順位は3月「HSBC女子世界選手権」での11位で、前週はついに今季初の予選落ち。今大会は「トップ10入りしたい」と控えめな目標を立てて臨んだ。

初日を首位に1打差の2位で終えても自己評価は「20点」。ショットの修正を急いでいたところ、2日目の前半で突然“ひらめき”があった。アドレス時にボールひとつ分、球に近づき、本来の飛距離を取り戻した。「先週の予選落ちから1週間でこんなに変わるんだ、と。自分を信じてやってきて良かった。このタイミングでの優勝は大きいと思います」。昨年9月以来となる米ツアー通算6勝目の価値をかみ締めた。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)

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