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2022年 シェブロン選手権
期間:03/31〜04/03 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)

キャディと2人でお辞儀 畑岡奈紗は最後のミッションヒルズに感慨

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 最終日(3日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

最後のホールを終えると、コースに向かって一礼。畑岡奈紗にとってはいつもの所作だが、この日はキャディのグレッグ・ジョンストン氏も加わった。「いきなり『オレも一緒にする』って(笑)。グレッグは、ここでキャディをするのが35回目。(5回目だった)私の7倍来ているんで、もっと思い入れが深いんだと思います」。当地でのメジャー開催は今年が最後。ジュリ・インクスターら数々の名選手を担いできた超ベテランの相棒と2人で18番のグリーンサイドへきれいに並び、深々と頭を下げた。

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2016年に米ツアー予選会ファーストステージへ出場した思い出の地のラストで過去3日間のモヤモヤをぶつけた。2バーディを先行させて迎えた9番(パー5)。あえてセカンドを3Wでグリーン近くまで突っ込み、残り49ydから58度のウェッジで絡めるバーディ。「今までだったら、もっとうしろ(グリーンから遠い位置)に刻んで(スピンをかけられる)フルショットの距離を残していたと思います。きょうは(突っ込んでも)思い切ってスピンをかけるショットも打てるんじゃないかなと思っていた」と振り返る。

メジャーのトーナメント期間中であってもコーチに助言を求め、パー5の3打目など中途半端な距離をウェッジでピンそばに止める課題と向き合ってきた。「自分は手先でボールをさばくタイプだった。ずっといろんな人にアドバイスを求めて、体の回転で打つっていうのは言われていましたけど、それができていなかったので長い間悩んでいた」

最終18番(パー5)残り86ydを54度のウェッジでピタリとつけるバーディフィニッシュ。「やっと自分らしいショットでのバーディが獲れた」。今週初の60台となる「67」で通算5アンダー17位まで順位を上げて締めくくった。

「本当は来年以降もここでメジャーを戦いたい?」-。そんな質問に感慨をにじませて言った。「(優勝者恒例の)ポピーズポンドに飛び込むまでは、ずっと思うんじゃないかな」。悲願のメジャータイトルへの挑戦は続いていく。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)

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