最終日に猛チャージ、「62」の大会記録タイをマークした笹生優花※写真は大会2日目（Thananuwat Srirasant/Getty Images)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 最終日（13日）◇サイアムCC（タイ）◇6576yd（パー72）

笹生優花が3日分のうっぷんを晴らすプレーを見せた。34位から1イーグル8バーディ、ボギーなしの「62」。2018年大会の2日目にジェシカ・コルダが記録したコースレコードに並び、通算19アンダー。トップ10が見える位置で終えた。

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インコースでスタートする裏街道で、出だし10番（パー5）でバーディ発進。距離が短いパー4、15番でイーグルを決めた。後半アウトでも勢いは衰えず、最終9番ではフェアウェイからの2打目をピン手前1mにつけて8つ目のバーディ。キャディとハイタッチを交わし、笑顔いっぱいにフィニッシュした。

「68」、「70」、「69」だった前日までの54ホールを含め、「1週間、ショットはそんなに悪くなかった」と、中継局WOWOWのインタビューに答えた。「ボギーがなかったのが一番良かった。流れを作れた」という日曜日に爆発。雷雲接近による中断の前にプレーを終えることもできた。

ツアースケジュールにある2週後の次戦「JTBCクラシック」（カリフォルニア州アビアラGC）は欠場する意向。3月31日（木）に始まる今季のメジャー初戦「シェブロン選手権」（同ミッションヒルズCC）に照準を合わせる。「良いスコアで上がれることはすごく良いことだと思う。次の試合につなげられればなと思います」と自信を深めた。