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「1打差は特別。一番緊張した最終ホール」/畑岡奈紗の一問一答

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 最終日(26日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

畑岡奈紗が7月の「マラソンクラシック」以来となる今季2勝目、ツアー通算5勝目を飾った。首位から出て後半11番までに5バーディを奪い、一時は後続に4打差をつけながら、終盤にスコアを伸ばせず「67」。1打差の通算16アンダーで逃げ切った。

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―2018年に初優勝を挙げた大会で2勝目
「思い出深いピナクルCCで2勝目ができてすごくうれしい」

―前半にスコアを伸ばした
「きょうは風が強かったが、伸ばし合いになるのは分かっていた。前半から獲れるところは獲ろうと。後半に入ってパッティングが思うように打てず、(ショットが)チャンスにはついていたが、13番以降バーディを取れずかなり緊張していた。なんとか最後までやりきれてよかった」

―13番で最終日唯一のボギー
「2打目は6I。つま先下がりのライからかなり捕まって、(左サイドの)池(クリーク)に入ったかと思ったが、ラフに止まっていてくれた。(3打目は)上げて寄せるにはタイトで難しそうだったので、『5mくらい奥に行ってもいい』とワンクッションを入れようとしたが(15mほど)飛んでしまった。あそこの2パットは大きかった」

―1打差で逃げ切り
「18番のパッティングが3回になったが、全部ボールを置くときに手が震えていた。正直、どういうふうに打ったか覚えていない」

―初日、2日目にホールインワンを記録した
「まさか2日連続でホールインワンできるとは思っていなかったが、それくらいアイアンショットの状態は上がっていると試合で確認できた。来週以降の試合も頑張りたい」

―2018年大会での優勝と比べて
「2018年はほとんど独走で最後はプレッシャーがなかった(2位に6打差)。今回は今までで優勝したなかで一番緊張した最終ホールだった。そこで勝てたのは大きな経験になる。ウィニングパットを決めたあとは現実なのかよくわからなくて。だいぶ緊張した。2打差、3打差でも緊張するが、1打差は特別。より緊張感は多かった」

―春先は不振に陥り、東京五輪も悔しい思いをした
「(春先の調子は)本当にどん底に近い状態だった。それを考えたらよくここまで伸ばせた。五輪は今年の一大イベントで、自分のプレーができず、長年の目標だった金メダルも達成できなくて本当に悔しかった。でも、ずっと引きずっていてもしょうがない。メジャー優勝などの目標はまだあるので、それに向かって気持ちを切り替えるしかないと思っていた」

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