自身の役割を全うする服部道子コーチ

◇東京五輪 事前情報（26日）◇霞ヶ関CC（埼玉県）◇男子7447yd、女子6648yd（パー71）

112年ぶりにゴルフがオリンピックに復帰したリオ五輪では、コーチは丸山茂樹一人だったが、今回は違う。女子コーチに服部道子が就任し、畑岡奈紗、稲見萌寧の両選手を中心にチームジャパンを支えている。

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丸山ヘッドコーチとはジュニア時代からともにプレーをしてきて「プライベートでも連絡を取りやすい間柄」という緊密な連携が強み。今大会では連日、男女ともに同じデザインのウェアを着用するよう調整するなど、チームとしての結束を高めている。

自身の役割を「雰囲気作り。なるべく良い集中を保ちながら、リラックスできる環境を作れれば」という服部コーチ。自国開催のオリンピックとあって、日本代表への期待も高いが、「プレッシャーに強い（女子）二人だし、言葉や食事、好きなものを準備できる状態は大きい」と、そのアドバンテージを感じている。

畑岡奈紗と会場を歩く服部道子コーチ

女子は次週水曜日（4日）に初日を迎えるが、メダル獲得となればその意義は「ものすごく大きい」と断言する。「無観客となってテレビでしか見られないけど、開会式も大勢の方がご覧になってくださった。（オリンピックが）始まる前はネガティブなところばかりフォーカスされた感じがするけど、アスリートやスポーツの力は大きいので、今までのことを覆すだけの力があると思う」と期待を寄せる。

男子が好成績を収めれば、女子も良い流れで続いていける。チームジャパンとしての戦いはもう始まっている。（埼玉県川越市／今岡涼太）